杉山 洋行 院長ブログblog

講習会(2月17日)

秋田県歯科医師会館にて口腔ケアに関する講習会に参加しました。
稀にみる参加者の多さで歯科医師の関心の高さを物語っており会場はごった返していた。
なかなかこういう話は関心があっても東京へわざわざ飛行機に乗ってホテルに宿泊して高い講習費を出してまで聴講するほどではと二の足を踏んでしまうのであるが、費用が掛からないのであればということでもあろうと思う。
日本の超高齢化社会は様々な機会に取り上げられ問題視されているが、秋田は全国トップの高齢化を突き進んでいる待った無しの状況であることは歯科の我々の立場からも切実に感じるところであり近々の課題であることは皆が認識しているところであろう。
口腔ケア、摂食・嚥下リハビリテーション、嚥下機能障害、などと言われても実は私たちの時代の歯学部大学時代にはそういった科もなければ教育そのものがなかったのであるが(現在はありますが)時代の変化と共に急速にその必要性と他職種連携ということで要求されるところでありどう対処すればいいのかを模索しているといった部分が大きいように感じた。
そんな中、本日の講師の先生の話は非常に明瞭で的を得ておりまた溢れんばかりの熱意と物腰の柔らかい語り口調で埋め尽くされた会場の人々の心を鷲掴みにしていた。
様々な疾患で入院されている患者さんの口腔内は医師、看護師の方々にとっては触れられないブラックボックスのようだと言われていたのが印象的だった。
かつて私の父も亡くなる前のかなりの期間入院し、経口摂取することができず全て栄養を点滴で過ごしていたが、そのため口腔機能は失われ見舞いに行って口の中を見るとカラカラに乾燥し粘膜の剥がれたものが層のように塊をなし口臭もひどかった。
手術した傷口や体は綺麗に消毒されてはいるものの口腔内はびっくりするような状態で細菌の温床とかし粘膜が干からびているためさらに呼吸がしづらく大きな口を開けて口呼吸をし悪循環になっていることを思い出した。
口からものを食べていないのに誤嚥性肺炎を起こすことが後を絶たないのは自分の父の状況を鑑みても当然のことのように思う。
口腔機能の改善、口腔衛生の改善がいかに人間らしくあるために重要なファクターであるかは明らかであろう。
かかりつけ歯科医がいる、定期的に歯科受診している方の方が医科にかかる費用が少なく健康寿命が長いというデータが示されている。
各臓器の専門として細かく見るのではなく、一人の人間の健康をどう考えるのかと我々歯科医師としてなすべき課題は多いように感じた。

在宅診療

本日昼休みに在宅診療に衛生士と行ってきました。
半年くらい前にも行ったことがある方で入れ歯が合わないということでお困りのようでした。
合わない入れ歯でなんとか食事をしていたようで口腔内は真っ赤になって潰瘍ができておりちょっと触っただけで全身を震わせて痛がっていました。
入れ歯の調整をしてどうですか?っとお伺いしたところ本当にニッコリして「全然痛くない、これなら大丈夫」と笑っていただけました。
合わない入れ歯でずっと我慢していたのだろうと思います。
わざわざ呼ぶのは申し訳ないとかと思われている方も多いようです。
でも診察にも行けない方であれば家での楽しみといえばおいしい食事の要素が大きいと思います。
お腹が空いているのに歯が痛くて食事ができないのは在宅の方であれば全身の健康とも直結する重要な問題です。
今言われている問題で「フレイル」「サルコペニア」があります。
健康な方が筋肉量が減少しサルコペニアの状態を経て、生活全般に要介護の状態となるフレイルに陥るわけです。
必ずしも口腔内だけに問題があるとは言えないのですが、口腔内の問題でそうなられる方も少なからずおり我々歯科医師の取り組むべき問題とされております。
今日お伺いした患者さんのあの痛くないとニッコリとした笑顔は忘れられません。
自分が歯科医師になった原点を回帰しました。
行ける時間と曜日は限られますが少しでもそんな方のお役に立てられたらと思います。

TCH

TCHという言葉を聞いたことがありますか?
tooth contact habit 歯の接触癖のことであります。
毎日の診療でたくさんの患者さんを見ておりますが症状や表現は違えど原因はこのことに起因している人が結構見受けられます。
歯の痛み、しみる、歯茎が下がってきた、表面が削れてきた・・・
該当する方も多いのでは。
対症療法として噛み合わせの調整、薬物の塗布、マウスピースの作成なども行ったりしますが、根本はその癖を直すことです。
が、癖は気づいていないものは直せないし、気づいてもなかなか直らない。
定期検診で見ている患者さんの中にもいろんなこの兆候が表れている人がおりますので、パンフレットを渡したり、写真をとって見せたり、毎回注意を促したりしています。
3ヶ月の定期検診で症状のあるないに関わらず力が関与していると思われる方にはなるべく意識してもらうよう努めています。
定期検診は歯石を落とすだけと思われている方も多いかもしれませんが、このように意識していないことを意識するきっかけになることも重要であると思います。
歯は人間の体の中で一番硬い組織ですが、自分の力でどれほど破壊しているかを認識すること。これも大事な疾患予防の一つであると思っております。

スキー

この2日間センター試験で受験生が頑張っている中申し訳ないのですが子供とスキーをしに行ってきました。
初め午前中は天気は良かったものの昼頃になると段々と雲行きが悪くなり数メートルも見えないほどの雪、雪、雪。
しかも雨になるギリギリの気温で体や手袋は濡れ、顔なども感覚がなく大変でした。
せっかく1日券を買ったので人が少なくなっても頑張って滑ってきました。
協和スキー場でしたのでそれほど急斜面やコブはなかったので流して滑れたので疲れはそれほどでもなかったです。
高校の時は一応スキー部に所属しており大学時代にSAJの1級を取得しましたが、開業や子育てなどでしばらくスキーもやっておりませんでしが久しぶりにやるとやはり楽しいと感じました。
自分の父が指導員の免許を持っていたこともあり物心ついた時から超スパルタでスキー特訓を受けその反動でスキーが嫌いだったこともあるので、自分の子供には技術的なことはあまり教えず一緒に流して滑るだけなので少し寂しい感じもしますが自分の基礎体力も衰えてきているので丁度いいのかもしれません。
逆に急斜面のコブの滑り方を教えてと言われても今は出来ませんので。
今の子供の年齢の時に自分が何を考えスキーをしていたかを自分の子供とオーバーラップして回想して滑っておりました。

祝成人

今日は成人の日の前日ではあるが秋田市では市立体育館で式が行われた。
昼頃は周辺の道路が渋滞で、美容院から晴れ着を着た新成人が色とりどりで出てくる様はなんともういういしくほほえましかった。
私の記憶ではこんなにも天気が良く、この時期に雪もない秋田市はなかったと思う。
年によっては猛吹雪だったり、道が雪と雨でグチャグチャだったりと一年のうちでもっとも天気の悪い時期でもあるのだが、今年は気温も高く太平洋側のようなお天気で本当に清々しいお天気で新成人の方々も良い笑顔をしていた。
行き交う車を見るとお父さんが運転をし家族で新成人を会場に送っている光景を目にし、年頃の娘を持つ私としてももうじき我が家もあんな日がくるんだろうなあっと見ていた。
私の時は成人式の少し前に事故で車を廃車にして式どころではなかったのであまりいい記憶はないが、子供の成長の一つの区切りとでも言うべきものなので親としては感慨深いものがあるように思う。
とあるショッピングセンターに成人式を終えた人達を見かけた。
中には真っ赤な髪をして真っ赤なハッピを着た男性もいた。
人は外見ではないかもしれないが今後の将来が少し心配な気もした。