杉山 洋行 院長ブログblog

講習会(6月30日)

歯科材料店のデンタルショーにて行われたデジタルに関しての講習会に午前中参加してきた。
今や歯科はデジタルデンティストリーということでフルデジタル化の波が押し寄せている。
光学印象といってカメラで口腔内を撮影することでその情報がデジタル化されそれをデーターとして技工士へ送りコンピューター上で形態を作りそのプログラムで機械で削り出しをする。
数年前は夢のような治療であまり現実味を感じでいなかったところもあるがそれが大きく浸透してきている。

CT画像、とのマッチングをさせることでより精度の高く臨床に即した物が作ることができ、今まで熟練の感覚や技工士の力量に頼る部分が全てデーター化され保存して半永久的に残すことができる。
あまりに既存のやり方と違うため不安や分からないことが多く移行しにくい壁があるが、ガラケーからスマホにほとんど移行したように、便利でいいものであれば必ず移りゆく逆らえない流れだと思われる。
初期投資の大きさもその壁の主因の一つだがこれも間も無く超えられるものとなるだろう。

ARとVRを組み合わせた未来の歯科治療のデモを動画で見たがまるで映画の世界のようであった。
特殊なメガネを装着すると治療時にその患者のCT、レントゲンなどいろんな情報が重ねて映し出され、それで口腔内を覗くと理想的な形態の歯を削った形が実写の画像に重ねて映し出されそれをなぞるように実際削れば良い。インプラントのような難しい手術も角度や方向がVRで現実の見ているものにPCでシュミレーションした画像が重ねて映し出されその通りに手術をすればよいという仕組みだ。
アシスタントにおいてもメガネをかければいろんな材料の名前、使用用途、使い方まで一緒に表示され誰かに聞いたり、いちいちマニュアルの説明書を見なくても分かる。
かつて松下幸之助が壁掛けテレビを夢見たのが現実になったように、人が想像したことというのは現実化されるのであろう。

併設して歯科メーカーの展示もしていたが、最新のCTを見て衝撃を覚えた。
こうなったらいいなあという点が次々と克服され使い易くまたエラーを起こさないような改良がされていた。
想像を超えた発展があった。
”難しさ”の多くは機器では見えないところを何度もトライアンドエラーを重ねて”感”として捉えその繰り返しで精度が上がりエビデンスになっていく。
それがまるで塗り絵の点線をなぞるだけですごい絵が描けるようなものである。

今までの既成概念を壊さなければ次へは進めないそんな危機感さえ感じた。
新しいものがいいことばかりではないがその有用性も知らずして臨床をするのは怖い気さえした。

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