杉山 洋行 院長ブログblog

QOD

みなさんQODという言葉をご存知でしょうか?
QOLならみなさん知っていらっしゃると思います。
Quality Of Death の略です。質の高い死とは何か?いろんな場面で議論されているところであります。
我々歯科医師は、QOLの向上を目指し少しでも残存歯を多く残そうと「8020」をスローガンに掲げ躍起になってきた感があります。
が今の超高齢社会がますます進んでいく中、誰しもが迎える死とどう向き合うのかが問題視されております。
残存歯が多く残っても、それを介護の現場でどう維持していくのか、誰がケアするのか。
認知症の方にとっては歯が凶器にもなり、残った歯で粘膜を傷つけたり逆に食事が困難になるなどの問題もあります。
インプラントを入れてその後介護が必要になったときにどう対処するのか。
在宅医療でどこまでフォローできるのかが問題になっているとも聞きます。
インプラントメーカーは何十社とあり、各メーカーのスクリューに互換性がなく、簡単に取り外しができないなど、診療室に通院できなくなった患者様にとっては問題点もあることも事実です。
平均寿命と健康寿命の差が10年近くあることの現実を見ても考えなくてはいけない点でしょう。
その一方でQOLの向上にはインプラント治療はかかせられないことも事実です。
QOLをあげながらQODも意識した口腔内の見方、診断というものが求められていると思います。
インプラントを突き詰めて考えていくとそういう考えに至るんだと最近特に思うこの頃です。

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